お久しぶりです。
何度このごあいさつをしたことか・・・
さて、今回は2009年度の活動についてご報告がございます。
第33回鳥人間コンテストの中止が発表され、半年とちょっととちょっとが過ぎましたが
去る8月12日に今年度の集大成として記録飛行を実施いたしました。
以下のような概要で実施いたしました。
実施期間:2009年8月8日~12日
飛行日:2009年8月12日
飛行場所:琵琶湖
機体名:Rera(レラ)
パイロット:庄司 薫(しょうじ かおる;東北大学工学部3年)
今回の飛行実施にあたり、学生という立場が大きな壁となりました。
そのため、顧問の先生、東北大学医工学部の先生のご協力のもと、研究の一環として飛行を実施させていただきました。
研究の目的としては
・人力飛行機の機体設計と飛行実証
・風況予測と飛行観測による実証
・パイロットトレーニングと飛行観測による実証
・プロジェクト管理・リスク解析
の4項目についてです。
また、今飛行に於いて研究に付随し、以下のFAI記録への挑戦も行いました。
種目:FAI SPORTING CORD SECTION 11 – Manpowered Aircraft
CLASS I ( Sub-Class I-C Manpowered Aeroplane )
種類:Distance around a closed circuit with 2,3 or 4 declared turn points.
(1.2.1.2)―クローズド・サーキット
Duration.(1.2.1.3)―滞空時間
このクローズド・サーキット部門での世界記録は、1987年に米国マサチューセッツ工科大学が樹立した58.66kmです。
この更新を目標とし飛行予定経路を定めました。
往復で60kmの飛行ができる経路としました。
図 飛行予定経路
さてさて、当日のお話ですが、
8月8日に現地入りし、8日~11日は事前の準備期間となりました。
当初の予定では10日を飛行日とし、11・12日は予備日だったのですが、台風などの影響もあり、連日の延期で12日に飛行を行うこととなりました。
台風の接近はハラハラしましたが、実際のところ現地でやるべき作業の見積もりが甘く、予備日もフルに使ってやっとという感じでした。
飛行日は前日の22時に集合し、機体組立、滑走路などインフラの整備などの準備を開始しました。
準備を終えた12日午前3時半から、いよいよ本番です。
記録証明用の写真撮影、機体のチェックなどを経て
午前6時、飛行の開始を宣言しました。
以降写真をいくつか、
結果は
滞空時間:59分22秒
飛行距離:20.72km
でした。
目標には遠く及ばず、着水の原因は、駆動系テンショナーの破壊によるチェーン脱落でした。
今回、世界記録という大きな目標を達成するために、学生サークルが記録飛行のプロジェクトを進めることは、責任の問題や、時間、資金の厳しい制約の中では、困難を極めました。
その中で、公式立会人の方々、歴代のOB、大学の教授方をはじめ多くの方から数々のご意見、ご指導をいただきながら、今回のプロジェクトを進めてきました。
それでも、当日を含めて、安全面、運営面など数多くの問題が浮き彫りになってしまいました。
これら問題の原因と対策を考えるが、今後の必須事項となるでしょう。
そして、後の代へ繋げられる形で残していけたらと思います。
それでは、簡単ではありますが、今年度活動の報告とさせていただきます。
ご質問等がありましたら、遠慮なくWindnautsまでご連絡ください。
これで私からの更新は最後になります。
さぼりグセの強い私ではありましたが、1年間ありがとうございました。
これからは、次期部長より更新があるでしょう。
きっともっと頻繁に更新するでしょう。
それでは、お疲れ様でした。
09年度 部長
何度このごあいさつをしたことか・・・
さて、今回は2009年度の活動についてご報告がございます。
第33回鳥人間コンテストの中止が発表され、半年とちょっととちょっとが過ぎましたが
去る8月12日に今年度の集大成として記録飛行を実施いたしました。
以下のような概要で実施いたしました。
実施期間:2009年8月8日~12日
飛行日:2009年8月12日
飛行場所:琵琶湖
機体名:Rera(レラ)
パイロット:庄司 薫(しょうじ かおる;東北大学工学部3年)
今回の飛行実施にあたり、学生という立場が大きな壁となりました。
そのため、顧問の先生、東北大学医工学部の先生のご協力のもと、研究の一環として飛行を実施させていただきました。
研究の目的としては
・人力飛行機の機体設計と飛行実証
・風況予測と飛行観測による実証
・パイロットトレーニングと飛行観測による実証
・プロジェクト管理・リスク解析
の4項目についてです。
また、今飛行に於いて研究に付随し、以下のFAI記録への挑戦も行いました。
種目:FAI SPORTING CORD SECTION 11 – Manpowered Aircraft
CLASS I ( Sub-Class I-C Manpowered Aeroplane )
種類:Distance around a closed circuit with 2,3 or 4 declared turn points.
(1.2.1.2)―クローズド・サーキット
Duration.(1.2.1.3)―滞空時間
このクローズド・サーキット部門での世界記録は、1987年に米国マサチューセッツ工科大学が樹立した58.66kmです。
この更新を目標とし飛行予定経路を定めました。
往復で60kmの飛行ができる経路としました。
図 飛行予定経路
さてさて、当日のお話ですが、
8月8日に現地入りし、8日~11日は事前の準備期間となりました。
当初の予定では10日を飛行日とし、11・12日は予備日だったのですが、台風などの影響もあり、連日の延期で12日に飛行を行うこととなりました。
台風の接近はハラハラしましたが、実際のところ現地でやるべき作業の見積もりが甘く、予備日もフルに使ってやっとという感じでした。
飛行日は前日の22時に集合し、機体組立、滑走路などインフラの整備などの準備を開始しました。
準備を終えた12日午前3時半から、いよいよ本番です。
記録証明用の写真撮影、機体のチェックなどを経て
午前6時、飛行の開始を宣言しました。
以降写真をいくつか、
結果は
滞空時間:59分22秒
飛行距離:20.72km
でした。
目標には遠く及ばず、着水の原因は、駆動系テンショナーの破壊によるチェーン脱落でした。
今回、世界記録という大きな目標を達成するために、学生サークルが記録飛行のプロジェクトを進めることは、責任の問題や、時間、資金の厳しい制約の中では、困難を極めました。
その中で、公式立会人の方々、歴代のOB、大学の教授方をはじめ多くの方から数々のご意見、ご指導をいただきながら、今回のプロジェクトを進めてきました。
それでも、当日を含めて、安全面、運営面など数多くの問題が浮き彫りになってしまいました。
これら問題の原因と対策を考えるが、今後の必須事項となるでしょう。
そして、後の代へ繋げられる形で残していけたらと思います。
それでは、簡単ではありますが、今年度活動の報告とさせていただきます。
ご質問等がありましたら、遠慮なくWindnautsまでご連絡ください。
これで私からの更新は最後になります。
さぼりグセの強い私ではありましたが、1年間ありがとうございました。
これからは、次期部長より更新があるでしょう。
きっともっと頻繁に更新するでしょう。
それでは、お疲れ様でした。
09年度 部長
2009,10,01 Thu 22:51
コメント
結果は残念でしたがみなさんの熱意にたくさん感動させていただきました。少しだけですがこのプロジェクトに参加させていただいたことを誇りに思います。
| SIN | EMAIL | URL | 09/11/17 15:54 | r2G9X./Q |
さすがWindnautsさん!
すごいチャレンジしましたね。
たくさんの支援があったとはいえ、
その行動力に脱帽です。
来年も眼が離せません。
パイロット君の名前に思わず反応してしまいました。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出す世代でーす。
すごいチャレンジしましたね。
たくさんの支援があったとはいえ、
その行動力に脱帽です。
来年も眼が離せません。
パイロット君の名前に思わず反応してしまいました。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出す世代でーす。
| かくれFAN | EMAIL | URL | 09/10/12 22:41 | Uhkf2wgQ |
>通りすがり さん
ありがとうございます。
後輩たちは早速機体の製作を始めました。
どうぞ今後もよろしくお願いします。
ありがとうございます。
後輩たちは早速機体の製作を始めました。
どうぞ今後もよろしくお願いします。
| 部長(09) | EMAIL | URL | 09/10/08 22:46 | Zt7exMSI |
お疲れ様でした。
来年以降の活動もぜひがんばってください。
来年以降の活動もぜひがんばってください。
| 通りすがり | EMAIL | URL | 09/10/04 02:00 | RVoWJkRE |
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