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本番前にこんな話ですいません
どうも、本番に向けた機体準備がやっと終わった設計の桂でです。部長の更新で「詳しいことは設計から・・・・・」なんて圧力があった気もするので、試験飛行の考察から近況まで一気に紹介しようかと思います。

6/19の長距離試験飛行で手痛い洗礼(僕の前回の記事参照)を受けた我々ですが、その後は順調に機体調整とパイロット練習をこなしてきました。特に平日の学内TFでは、機体組み立ての速度向上もあり、一回当たり10本以上のフライトを重ねることができました。

そして挑んだ7/6の長距離試験飛行。

プッシャーたちの立ち姿が凛々しいですね。

この日は距離を伸ばしてのピッチ練習に加えて、偏流飛行に成功。震災からの大幅な遅れの中、チームが初めて手応えを掴んだ瞬間でした。ただし翼の迎角、つまりは機体速度を本番使用に変更した、チーム史上最速機はやはり、機体保持を軽々とぶっちぎる飛びっぷりを見せ、肝を冷やす羽目に(笑) OBの方のサポートのおかげで安全なTFを行うことができました。本当にありがとうございます!

週明けの平日での学内TFでは、ピッチアップ飛行も行い最終の長距離試験飛行に備えました。

そして最終試験飛行。沢山の写真を頂いたので、まずはそれからどうぞ。








翼端やら胴体先端やらに何か見える気がするのは気のせいです(笑) いや、翼端は僕の趣味ですが、細かいことは聞いてはいけません。あれで空気抵抗が大幅に・・・・なんて言う気は無いわけです。
何も考えずに作った形では決してないものの、「かっこいいから」作ったのは否定しません、はい。スピナーになにやら不思議な柄が見えますね。これはペラ班パーリーの気合の表れです。気合が必ずしも機能するとは限らないのです。

肝心のフライトですが、一部がYouTubeにもアップされています。終始強めの風があった試験飛行ですが、滑走路全長を使いきった14本目にはそれが顕著で、離陸直後から100m程は右斜め前から強い風~突然それが抜けて背風~また右からの風、と滑走路内でも大きく変動していたため、高度が大きく上下するフライトとなりました。しかし、総じて風が吹く中でのパイロット操縦に上達が見えたことや、機体の信頼性が確認できたことで大きな収穫を得ました。ワイヤー操舵の機体にとって課題の操縦桿の中立位置の分かりにくさの解消を狙って、ニュートラルポジションに操縦桿が移動すると「ポチっ」という手応えの変化でパイロットにそれを知らせる「ニュートラルポチ」を実戦投入した操舵班の働きも特筆すべきものでした。装置の名前ですか?気付いたらこんな可愛い名前になっていたようです(笑)


また、プラットホーム場でのクルーの動きの確認を含めた発進練習を計3回行い、本番に備えました。最初は機体保持全員が琵琶湖へ落下する状態(笑)でしたが、充分に上達したと考えています。

その後は本番に向けた機体調整や、各パーツの耐久試験等を行い、現在に至ります。

フェアリングも本番用に取り換え。


特に鼻先は更に戦闘的になりました。


本番が楽しみです。

ちなみに


先週末、学友会応援団の皆様が壮行応援をおこなって下さりました。普段は奇異な目で見られがちな僕らですから、これはとっても嬉しいものでした。



応援団の皆さん、本当にありがとうございます!!
そして挨拶もろくに返せないヘタレ集団で本当にごめんなさい。来年までに部員の根性叩き直してきます(笑)

さて、本番までにできることも残りわずかです。こうして今までの過程を振り返ると、「あと、一か月早くロールアウトできたら・・・・・」という悔しさやもどかしさが無いと言えば嘘になります。僕らが今年挑戦する36kmのチーム記録を樹立した08年のように、多くの試験飛行をこなせてきたわけでもありません。

しかし、その中での今までの挽回と進歩は、設計者の僕の目にも驚くべきものでした。それを可能にしたのはチームのメンバー、そして全てのパートの意識の高さは勿論、OB・OGの方々の多大なるサポートであったことは明らかです。本当に、現役一同感謝しています。

あとは、この高密度な1カ月の中で掴んだ手応えを飛距離に変えるだけです。波乱の一年を、大フライトで締めくくるために、残りの時間、全力を尽くします。


では、琵琶湖で会いましょう。
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