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荷重試験を行いました!
お世話になっております。全体設計の藤井です。
3月も後半に入り、少しずつ春の息吹が感じられるようになってまいりました。
それに伴って花粉も飛散し始め、花粉症の私は非常に辛い思いをしております。
近いうちに誰か花粉症根絶とかやってくれないものでしょうか。

さて、話が逸れてしまいましたが、Windnautsでは先週の3/17(土)及び3/18(日)に青葉山体育館にて荷重試験を行いました。
9月に設計して、昨年末まで長い時間をかけて焼いてきた桁の安全性を確かめるときです。
設計時点では十分な安全率をとっていますが、製作精度等によって最悪の場合折れてしまうことも考えられます。
折れてしまえばロールアウトの時期にも大きく影響しますし、酷い場合には引退ということも考えられます。
ここはなんとしても成功させて、桁の安全性を証明したいところです。

2018荷重試験_No1

上の写真が待機時の様子です(外翼までしか入っていませんが)。
異音や異変もなく、危なげなくクリアしました。
接合試験で片翼を広げたことはありましたが、全翼を広げてみたのはこれが初めてでした。
後からこうして見直してみると、言葉に出来ない美しさがありますね。(本番は緊張でそれどころではありませんでした…)。

2018荷重試験_No2

次にこちらが飛行時1.0Gの様子です。通常飛行中にかかる荷重です。
待機時に比べ、かなりたわんでいることが分かると思います。
こちらも無事クリアすることが出来ました。

2018荷重試験_No3
2018荷重試験_No4

最後にこちらが飛行時1.5Gの様子です。
一番折れる可能性が高い試験であり、緊張でとても胃がキリキリしました。
こちらも異音や異変等もなく、クリアすることができました。
実は飛行時1.0Gの時より、はしごリフトの高さを50cm上げているのですが、翼端とその隣の人との相対的な位置があまり変わっておらず、たわみがかなり大きくなっていることが理解できると思います。

2018荷重試験_No52018荷重試験_No6

こちらが飛行時1.0Gと1.5Gの理論値と計測値とのたわみ量の比較です。
昨年より導入しているレーザー計測器のおかげか、かなり良い精度で一致しました。
重りの重さにもかなり気を使った甲斐がありました。

私は寿命が縮まる思いでしたが、これでなんとか桁の安全性が証明できました。
機体の全体責任者としては一安心といったところですね。
まだ、鳥コンに出場できるかどうかは定かではありませんが、機体のロールアウトに向けて急ピッチで作業を進めていきたいと思います。

最後にはなりますが、荷重試験に向けて準備して頂いた翼班・コクピ班を中心とする現役生、体育館の手配等に奔走して頂いた代表、そしてご協力や差し入れをくださったOB・OGさんやサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。
手際が悪く、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

これからもご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します!

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