今年度の執行代となる24代からのご挨拶です。是非お読みください!
まずは三役からです!
<全体設計>
ブログをご覧のみなさま、初めまして。2024年度全体設計を務めさせていただきます、稲垣翔伍と申します。
私たち、24代はコロナウイルスによる影響を受けず、Windnautsに入部し、活動していく代となります。実に、2019年以来5代ぶりの事です。コロナ禍で活動制限がかかる中、技術の継承が途絶えてしまわぬよう様々な引き継ぎ資料を書き残してくださった先輩方のおかげで、今の活動があると考えております。心より感謝申し上げます。
私は、小学生のころから、鳥人間コンテストを見ておりましたが、鳥人間コンテストに出たいと思ったのは、中学3年生の時、Windnautsに入ろうと感じたのは、高校2年生の時です。しかし、大学に入学し、Windnautsに入部させていただくまで、実際に機体を見たことはありませんでした。初めて実際に機体を見たときは、目の前で見る機体の大きさに圧倒されるとともに、部員の方々の空力、材料力学への理解、また、先輩方が作り出した部品の精度の良さに感動を覚えました。これが、テレビの中で見ていたWindnautsであり、自分が憧れの部活についに入部したのだという実感を得たように感じます。
我々24代は、22代、23代の先輩方がチーム記録を更新し、22代の頃には優勝、23代の頃には学生記録更新というすばらしい記録を残された姿を目の前で見てきました。偉大な記録を残された先輩方の姿を見ることができ、さらにその先輩方から直接ご指導していただけたことは、なんと恵まれたことだろうと思う日々でもあります。しかしながら、2年連続36km以上の飛行を成し遂げたことで、周囲からの期待も大きく、大きなプレッシャーを感じているのも正直な感想です。機体製作に関する不安や、設計としてチームをうまく導いていけるかという部分に不安はありますが、これまで身につけてきた知識や周囲の方々の意見を取り入れながら、頑張りたいと思いますのでどうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
少々ですが、我々24代の設計についてご紹介させていただきます。コンセプトとしては、安定して20〜30km以上飛ばす機体としました。このコンセプトとした理由としては、5〜10kmの視界に入る範囲での着水は見たくないという思いと、なんとしてもプラホ旋回を決めたいという思いからです。設計内容としては、機速を7.4m/sとすることで、比較的風の強い湖心までの10kmの早期脱出をはかり、パイロットの体力消耗を抑えること、翼面荷重を少し高めにすることで、突風による機体挙動を抑え、PIOを防ぐ設計としております。23代の先輩方の機体設計が、低出力を主眼とした機体であり、実際学生記録を更新するほどの記録を残されたため、コンセプトの変更も考えましたが、今年のBHIが飛行した時間に飛ぶ可能性も考えると、風に対する耐候性も重視した方が良いだろうと感じたため、このままいくことに決めました。
また、今年は様々な電装データが得られ、様々な知見を得られたように感じます。特に、我々が使用している設計プログラムについて、実際パワーメーターの出力と比較してみると、かなりの精度で求められていることがわかりました。2022年の機体である烽は設計出力216Wに対して、パワーメーターの出力は197W、今年の機体である聯は設計出力203Wに対して、174Wでした。これらは、頭上げすなわち、ピッチアップ飛行による結果であり、この飛行方法は長距離飛行において、かなりの効果を発揮したといえるでしょう。さらに、ロール角に関するデータからやはり初期上反4°はかなりの力を発揮していることがわかりました。初期上反について、少々悩んでおりましたが、やはりここについては伝統を引き継ぐ形にさせていただきたいと考えております。
最後になりますが、昨年度ご支援、ご声援をしていただいた皆様、ありがとうございました。皆様の応援がなければ、このような記録は成し遂げられなかったと感じております。我々24代は、これから1年間、3年連続のプラホ旋回、鳥コン優勝、学生記録の更新を目指して精進して参ります。今後とも、我々Windnautsをよろしくお願いいたします。
24代全体設計 稲垣翔伍
<パイロット>
この度、Windnauts24代パイロットを務めます登藤成琉です。
先日の鳥人間コンテストでは42kmを飛び、学生記録更新という素晴らしい記録を残しました。一昨年、昨年と東北大学は十分すぎる存在感を示しており、Windnautsが鳥人間界隈でいかに強豪かを強く実感しています。それに伴い、私たちには大きな期待がかけられ、パイロットの私も重大な責任を感じているところです。しかし、この一年間を大事に使い、先輩たちの記録を自分が塗り替えるつもりでトレーニングに励みます。
鳥人間コンテストに参加してまだ日が浅いので、実際に生でフライトを観て感じたことを
述べたいと思います。人を乗せた機体が空を飛ぶ姿はやはり迫力があり、長い時間をかけて機体を作り、それを飛ばすことの面白さを感じることができました。発進してすぐ墜落してしまう機体もある一方、東北大学は安定したフライトで長距離飛行することができました。これは、パイロットの技術はもちろんですが、機体制作のレベルの高さが表れているのだと思います。そのような優れた環境で飛べるということは、パイロットとしてこの上なく有難いことであり、貴重なものだと思います。最後にはその恩を返せるような結果を残したいです。
最後になりますが、OBやOG、その他関係者の皆様の支えがあって、私たちは最後まで活動を続けることができると思っています。今後ともご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。
24代パイロット 登藤成琉
<全体代表>
24代代表、左高
WindnautsOBの皆様、日頃よりお世話になっております。第45回鳥人間コンテストをもちまして全体代表を就任いたしました、左高匡信と申します。
はじめに、先日の鳥コンならびにその準備期間において、OBの皆様方には多大なるご支援をいただいたことにつきまして、この場を借りて深く感謝申し上げます。準備を円滑に進め、安全に機体を飛ばすことができたのは、ひとえにOBの皆様方のお陰でございます。本当にありがとうございました。我々現役生が活動に集中できるのはOBの皆様が積み上げ、現在もサポートをしてくださっているおかげです。
まず、Windnautsの現状についてお伝えしたいと思います。現在部員数は44人であり、24・25代は今までに無い大所帯のチームとなりました。これは、コロナ渦でもOBの方々がWindnautsの伝統を絶やさず、たとえ大会に出られなくとも後代のために引き継ぎを続けてくださったおかげです。22代のフライトを見て入部した部員が多く、受け継がれてきた知識や技術に惹かれて、さらによいものを作れるように活動をしております。
今年度の執行代としての目標は、23代が打ち立てた大記録を更新することです。パイロットである登藤は「70キロ完全制覇を目指したい」という意志を持ち、その気持ちを部員内で共有しているので、今年のフライトを振り返り、どこをどのように改善すれば良い機体を作れるかを執行代の設計を中心として各班がアイデアを出し合っています。
ここからは、代表としてどのような目標を立てて、具体的に何を1年間で達成したいのかについて表明したいと思います。代表としての目標は「製作するための環境を整える」です。Windnautsにはすでに知識・技術が受け継がれ、それをさらに更新しようとする部員が多く在籍しています。しかし、毎年「場所」や「資金」に悩まされて製作を妥協せざるを得ないという問題が発生します。
現在、大学の支援課の方針は基金やキャンペーン活動を通じて部に「自分の活動資金は積極的に自分たちで集めるべきだ」という方針です。他にも流体科学研究所からはボーイング社からの寄付金をいただいておりますが、「毎年必ずあると思わないで欲しい」と顧問の中村先生からも言われています。そこで、新しい支援先を模索したいと考えています。資金の調達先を増やすことは長期的にも活動の安定に繋がると考えられ、大学内部、外部問わずに模索していきたいです。
「場所」としては、25代が30人程度活動に参加するので、来年以降今年のフライトを見た26代が入部することを考えると、絶望的な場所不足に陥ることは明白です。私は個人的には「入部制限」というものを設けたくはないので、なんとかして、せめて物置小屋でもいいから活動場所を増やしていけたらと考えています。
今年は、コロナ渦を乗り越え、知名度もあり、人手もあり、ノウハウもある状態から活動をはじめる恵まれた1年です。24代としてはこのような恵まれた環境であることを自覚しながら、Windnautsのさらなる発展に貢献できたら良いと強く願っています。OBの皆様には我々の活動をこれからも暖かく見守ってくだされば幸いです。Windnautsの新たな1年を滞りなく行えるように誠心誠意努力していきたいと考えております。
これからも何卒よろしくお願いいたします。
左高
まずは三役からです!
<全体設計>
ブログをご覧のみなさま、初めまして。2024年度全体設計を務めさせていただきます、稲垣翔伍と申します。
私たち、24代はコロナウイルスによる影響を受けず、Windnautsに入部し、活動していく代となります。実に、2019年以来5代ぶりの事です。コロナ禍で活動制限がかかる中、技術の継承が途絶えてしまわぬよう様々な引き継ぎ資料を書き残してくださった先輩方のおかげで、今の活動があると考えております。心より感謝申し上げます。
私は、小学生のころから、鳥人間コンテストを見ておりましたが、鳥人間コンテストに出たいと思ったのは、中学3年生の時、Windnautsに入ろうと感じたのは、高校2年生の時です。しかし、大学に入学し、Windnautsに入部させていただくまで、実際に機体を見たことはありませんでした。初めて実際に機体を見たときは、目の前で見る機体の大きさに圧倒されるとともに、部員の方々の空力、材料力学への理解、また、先輩方が作り出した部品の精度の良さに感動を覚えました。これが、テレビの中で見ていたWindnautsであり、自分が憧れの部活についに入部したのだという実感を得たように感じます。
我々24代は、22代、23代の先輩方がチーム記録を更新し、22代の頃には優勝、23代の頃には学生記録更新というすばらしい記録を残された姿を目の前で見てきました。偉大な記録を残された先輩方の姿を見ることができ、さらにその先輩方から直接ご指導していただけたことは、なんと恵まれたことだろうと思う日々でもあります。しかしながら、2年連続36km以上の飛行を成し遂げたことで、周囲からの期待も大きく、大きなプレッシャーを感じているのも正直な感想です。機体製作に関する不安や、設計としてチームをうまく導いていけるかという部分に不安はありますが、これまで身につけてきた知識や周囲の方々の意見を取り入れながら、頑張りたいと思いますのでどうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
少々ですが、我々24代の設計についてご紹介させていただきます。コンセプトとしては、安定して20〜30km以上飛ばす機体としました。このコンセプトとした理由としては、5〜10kmの視界に入る範囲での着水は見たくないという思いと、なんとしてもプラホ旋回を決めたいという思いからです。設計内容としては、機速を7.4m/sとすることで、比較的風の強い湖心までの10kmの早期脱出をはかり、パイロットの体力消耗を抑えること、翼面荷重を少し高めにすることで、突風による機体挙動を抑え、PIOを防ぐ設計としております。23代の先輩方の機体設計が、低出力を主眼とした機体であり、実際学生記録を更新するほどの記録を残されたため、コンセプトの変更も考えましたが、今年のBHIが飛行した時間に飛ぶ可能性も考えると、風に対する耐候性も重視した方が良いだろうと感じたため、このままいくことに決めました。
また、今年は様々な電装データが得られ、様々な知見を得られたように感じます。特に、我々が使用している設計プログラムについて、実際パワーメーターの出力と比較してみると、かなりの精度で求められていることがわかりました。2022年の機体である烽は設計出力216Wに対して、パワーメーターの出力は197W、今年の機体である聯は設計出力203Wに対して、174Wでした。これらは、頭上げすなわち、ピッチアップ飛行による結果であり、この飛行方法は長距離飛行において、かなりの効果を発揮したといえるでしょう。さらに、ロール角に関するデータからやはり初期上反4°はかなりの力を発揮していることがわかりました。初期上反について、少々悩んでおりましたが、やはりここについては伝統を引き継ぐ形にさせていただきたいと考えております。
最後になりますが、昨年度ご支援、ご声援をしていただいた皆様、ありがとうございました。皆様の応援がなければ、このような記録は成し遂げられなかったと感じております。我々24代は、これから1年間、3年連続のプラホ旋回、鳥コン優勝、学生記録の更新を目指して精進して参ります。今後とも、我々Windnautsをよろしくお願いいたします。
24代全体設計 稲垣翔伍
<パイロット>
この度、Windnauts24代パイロットを務めます登藤成琉です。
先日の鳥人間コンテストでは42kmを飛び、学生記録更新という素晴らしい記録を残しました。一昨年、昨年と東北大学は十分すぎる存在感を示しており、Windnautsが鳥人間界隈でいかに強豪かを強く実感しています。それに伴い、私たちには大きな期待がかけられ、パイロットの私も重大な責任を感じているところです。しかし、この一年間を大事に使い、先輩たちの記録を自分が塗り替えるつもりでトレーニングに励みます。
鳥人間コンテストに参加してまだ日が浅いので、実際に生でフライトを観て感じたことを
述べたいと思います。人を乗せた機体が空を飛ぶ姿はやはり迫力があり、長い時間をかけて機体を作り、それを飛ばすことの面白さを感じることができました。発進してすぐ墜落してしまう機体もある一方、東北大学は安定したフライトで長距離飛行することができました。これは、パイロットの技術はもちろんですが、機体制作のレベルの高さが表れているのだと思います。そのような優れた環境で飛べるということは、パイロットとしてこの上なく有難いことであり、貴重なものだと思います。最後にはその恩を返せるような結果を残したいです。
最後になりますが、OBやOG、その他関係者の皆様の支えがあって、私たちは最後まで活動を続けることができると思っています。今後ともご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。
24代パイロット 登藤成琉
<全体代表>
24代代表、左高
WindnautsOBの皆様、日頃よりお世話になっております。第45回鳥人間コンテストをもちまして全体代表を就任いたしました、左高匡信と申します。
はじめに、先日の鳥コンならびにその準備期間において、OBの皆様方には多大なるご支援をいただいたことにつきまして、この場を借りて深く感謝申し上げます。準備を円滑に進め、安全に機体を飛ばすことができたのは、ひとえにOBの皆様方のお陰でございます。本当にありがとうございました。我々現役生が活動に集中できるのはOBの皆様が積み上げ、現在もサポートをしてくださっているおかげです。
まず、Windnautsの現状についてお伝えしたいと思います。現在部員数は44人であり、24・25代は今までに無い大所帯のチームとなりました。これは、コロナ渦でもOBの方々がWindnautsの伝統を絶やさず、たとえ大会に出られなくとも後代のために引き継ぎを続けてくださったおかげです。22代のフライトを見て入部した部員が多く、受け継がれてきた知識や技術に惹かれて、さらによいものを作れるように活動をしております。
今年度の執行代としての目標は、23代が打ち立てた大記録を更新することです。パイロットである登藤は「70キロ完全制覇を目指したい」という意志を持ち、その気持ちを部員内で共有しているので、今年のフライトを振り返り、どこをどのように改善すれば良い機体を作れるかを執行代の設計を中心として各班がアイデアを出し合っています。
ここからは、代表としてどのような目標を立てて、具体的に何を1年間で達成したいのかについて表明したいと思います。代表としての目標は「製作するための環境を整える」です。Windnautsにはすでに知識・技術が受け継がれ、それをさらに更新しようとする部員が多く在籍しています。しかし、毎年「場所」や「資金」に悩まされて製作を妥協せざるを得ないという問題が発生します。
現在、大学の支援課の方針は基金やキャンペーン活動を通じて部に「自分の活動資金は積極的に自分たちで集めるべきだ」という方針です。他にも流体科学研究所からはボーイング社からの寄付金をいただいておりますが、「毎年必ずあると思わないで欲しい」と顧問の中村先生からも言われています。そこで、新しい支援先を模索したいと考えています。資金の調達先を増やすことは長期的にも活動の安定に繋がると考えられ、大学内部、外部問わずに模索していきたいです。
「場所」としては、25代が30人程度活動に参加するので、来年以降今年のフライトを見た26代が入部することを考えると、絶望的な場所不足に陥ることは明白です。私は個人的には「入部制限」というものを設けたくはないので、なんとかして、せめて物置小屋でもいいから活動場所を増やしていけたらと考えています。
今年は、コロナ渦を乗り越え、知名度もあり、人手もあり、ノウハウもある状態から活動をはじめる恵まれた1年です。24代としてはこのような恵まれた環境であることを自覚しながら、Windnautsのさらなる発展に貢献できたら良いと強く願っています。OBの皆様には我々の活動をこれからも暖かく見守ってくだされば幸いです。Windnautsの新たな1年を滞りなく行えるように誠心誠意努力していきたいと考えております。
これからも何卒よろしくお願いいたします。
左高
2023,09,01 Fri 20:26
コメント
まずは23代の皆様、3年間お疲れ様でした。
そして今回の鳥コンでの学生記録更新おめでとうございます。
メンバー一丸となって活動に取り組み、前年の優勝&チーム記録更新をさらに乗り越えた姿を見て、自分のことのように嬉しくなりました。
今後も後輩の指導やテストフライトの支援など、培った力と経験を生かしてWindnautsを支えてください。
そして、24代の皆様、いよいよ各活動のリーダーとして頑張る番ですね。
これまで先輩たちから得た知見を生かし、また新たな挑戦を通して来年の鳥コンでの活躍を期待しています。
23,24代と2年連続でチーム記録の更新をするなどし、チームとしての重責も負うことになりますが、25代も含め全員で力を合わせ壁を乗り越えていってほしいと思います。
微力ながら応援を続けていき
そして今回の鳥コンでの学生記録更新おめでとうございます。
メンバー一丸となって活動に取り組み、前年の優勝&チーム記録更新をさらに乗り越えた姿を見て、自分のことのように嬉しくなりました。
今後も後輩の指導やテストフライトの支援など、培った力と経験を生かしてWindnautsを支えてください。
そして、24代の皆様、いよいよ各活動のリーダーとして頑張る番ですね。
これまで先輩たちから得た知見を生かし、また新たな挑戦を通して来年の鳥コンでの活躍を期待しています。
23,24代と2年連続でチーム記録の更新をするなどし、チームとしての重責も負うことになりますが、25代も含め全員で力を合わせ壁を乗り越えていってほしいと思います。
微力ながら応援を続けていき
| NAKAKEN | EMAIL | URL | 23/09/06 17:39 | GqfBYiw. |
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