お久しぶりです。23代設計の小川です。本日はTF実施の報告です。
今年はGW中の5/3~4に尾翼調整、5/5に重心測定を行い、ロールアウトしました。本当は5/7からTFを始めたかったのですが、連日の雨の影響で、1stGTFは5/10(水)となりました。(OBさんの証言によるとあの2008年よりTF開始が早いだとか...。今年の班員は本当によく頑張って制作してくれたと思います。)1stGTFの内容としては、走行試験3本と重心調整を目的とした飛行試験2本を行い、飛行試験では1本目から浮揚を確認できました。例年比でも浮きやすい機体をコンセプトに設計しましたが、まさかここまですぐ浮くとは思ってませんでした...。5/13(土)には2ndGTFを行い、走行試験3本と飛行試験8本を実施しました。土曜日なので、グラウンド撤収を遅くでき、多少横風が吹いている条件下でしたが、たくさん飛行試験ができて良かったです。内容としては、飛行試験の1~5本目で重心調整を行い、5本目で重心が合ったので、6本目からはELE浮上を開始しました。(といっても7,8本目はコンパネから逸れたので飛行していないです。)3rdGTFでは、錘の量を減らして重心調整を終わらせ、本格的にELE制御に取り掛かる予定です。TF映像は歴代のものも含めて順次YouTube(https://www.youtube.com/@windnauts)にアップロードしているので、実際の映像はそちらの方でぜひ御覧ください。では、また次の更新で。
東北大学Windnauts23代 全体設計 小川和希
今年はGW中の5/3~4に尾翼調整、5/5に重心測定を行い、ロールアウトしました。本当は5/7からTFを始めたかったのですが、連日の雨の影響で、1stGTFは5/10(水)となりました。(OBさんの証言によるとあの2008年よりTF開始が早いだとか...。今年の班員は本当によく頑張って制作してくれたと思います。)1stGTFの内容としては、走行試験3本と重心調整を目的とした飛行試験2本を行い、飛行試験では1本目から浮揚を確認できました。例年比でも浮きやすい機体をコンセプトに設計しましたが、まさかここまですぐ浮くとは思ってませんでした...。5/13(土)には2ndGTFを行い、走行試験3本と飛行試験8本を実施しました。土曜日なので、グラウンド撤収を遅くでき、多少横風が吹いている条件下でしたが、たくさん飛行試験ができて良かったです。内容としては、飛行試験の1~5本目で重心調整を行い、5本目で重心が合ったので、6本目からはELE浮上を開始しました。(といっても7,8本目はコンパネから逸れたので飛行していないです。)3rdGTFでは、錘の量を減らして重心調整を終わらせ、本格的にELE制御に取り掛かる予定です。TF映像は歴代のものも含めて順次YouTube(https://www.youtube.com/@windnauts)にアップロードしているので、実際の映像はそちらの方でぜひ御覧ください。では、また次の更新で。
東北大学Windnauts23代 全体設計 小川和希
2023,05,16 Tue 23:14
荷重試験実施しました
お久しぶりです。23代設計の小川です。今回は荷重試験実施のお知らせです。今年の荷重試験は、3/13〜14に川内体育館で行いました。2日開催なのは20代ぶりにベルト試験を行ったためです。1日目に待機時時1.0Gとベルト飛行時1.0G、1.5G試験を行い、2日目にワイヤー飛行時1.0G、1.5G試験を行いました。結果としましては、どの部品も破損することなく予定通り実施することができました。
待機時1.0Gの様子(おもり掛けた写真がなかった...)。初期上反角が付いてることがわかりますね。
ワイヤー飛行時1.5Gの様子。右翼全体が見えていますが、かなりたわんでいることがわかりますね。
ただ一点、錘を掛けてたわみを測定すると、構造設計の予想よりも大きくなっていました。これについてはコクピ側フライングワイヤー取り付け部と主翼取り付け部の距離を測定してみると構造設計時の値より短くなっていて、その分ワイヤーに張力がかからず、桁がよりたわんだと考えられます。Windnautsの機体はワイヤー張力と翼桁の破壊ひずみに余裕を持たせることで、ワイヤーの長さを変えて、翼のたわみ(上反角)を調整することができます。具体的に今年の場合はワイヤー張力を150〜160kgf(例年は140〜160kgfであることが殆ど)の幅を持たせることで、150kgfでは主桁の安全率が2、160kgfではワイヤーの安全率が2となり、この範囲であれば翼構造全体として安全率2を満たしていることになります。試験後に構造設計シートの値を修正してみたところ、約158kgfでのたわみが試験時のたわみとほぼ一致しました。とりあえずは150〜160kgfの間に収まっていてよかったですが、やはりワイヤーが長くワイヤー張力が予想より小さくなったために、たわみが大きくなったと結論づけてよさそうです。今後はこのようなことがないように後輩指導にも注力したいですね。
最後に、この荷重試験の成功は、精度良く制作してくれた現役部員、試験に駆けつけていただいたOBさん方のご協力があってこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
お久しぶりです。23代設計の小川です。今回は荷重試験実施のお知らせです。今年の荷重試験は、3/13〜14に川内体育館で行いました。2日開催なのは20代ぶりにベルト試験を行ったためです。1日目に待機時時1.0Gとベルト飛行時1.0G、1.5G試験を行い、2日目にワイヤー飛行時1.0G、1.5G試験を行いました。結果としましては、どの部品も破損することなく予定通り実施することができました。
待機時1.0Gの様子(おもり掛けた写真がなかった...)。初期上反角が付いてることがわかりますね。
ワイヤー飛行時1.5Gの様子。右翼全体が見えていますが、かなりたわんでいることがわかりますね。
ただ一点、錘を掛けてたわみを測定すると、構造設計の予想よりも大きくなっていました。これについてはコクピ側フライングワイヤー取り付け部と主翼取り付け部の距離を測定してみると構造設計時の値より短くなっていて、その分ワイヤーに張力がかからず、桁がよりたわんだと考えられます。Windnautsの機体はワイヤー張力と翼桁の破壊ひずみに余裕を持たせることで、ワイヤーの長さを変えて、翼のたわみ(上反角)を調整することができます。具体的に今年の場合はワイヤー張力を150〜160kgf(例年は140〜160kgfであることが殆ど)の幅を持たせることで、150kgfでは主桁の安全率が2、160kgfではワイヤーの安全率が2となり、この範囲であれば翼構造全体として安全率2を満たしていることになります。試験後に構造設計シートの値を修正してみたところ、約158kgfでのたわみが試験時のたわみとほぼ一致しました。とりあえずは150〜160kgfの間に収まっていてよかったですが、やはりワイヤーが長くワイヤー張力が予想より小さくなったために、たわみが大きくなったと結論づけてよさそうです。今後はこのようなことがないように後輩指導にも注力したいですね。
最後に、この荷重試験の成功は、精度良く制作してくれた現役部員、試験に駆けつけていただいたOBさん方のご協力があってこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
2023,03,30 Thu 22:08
皆様おひさしぶりでございます。22代の設計をしておりました狩野です。
時間の流れは早いもので、去年の鳥人間コンテストからもうすぐ半年ですね。
23代の機体は着々と完成に近づいており、頼もしく感じるばかりです。
さて、東北大学はBoeing社が展開する教育プログラムBoeing Higher Education Programに参加しており、我々Windnautsの活動も支援していただいております。
そして、昨日16日にBoeing Japan 社長の Will Shaffer 氏、およびボーイング・リサーチ&テクノロジー(BR&T)チームを東北大学にお招きし、自分たちの1年間の活動について報告させていただきました。
発表で使用した資料は添付していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
23代は書類を提出し、いよいよ各種試験に臨んでいくことになります。
今後ともWindnautsの応援よろしくお願い致します。
時間の流れは早いもので、去年の鳥人間コンテストからもうすぐ半年ですね。
23代の機体は着々と完成に近づいており、頼もしく感じるばかりです。
さて、東北大学はBoeing社が展開する教育プログラムBoeing Higher Education Programに参加しており、我々Windnautsの活動も支援していただいております。
そして、昨日16日にBoeing Japan 社長の Will Shaffer 氏、およびボーイング・リサーチ&テクノロジー(BR&T)チームを東北大学にお招きし、自分たちの1年間の活動について報告させていただきました。
発表で使用した資料は添付していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
23代は書類を提出し、いよいよ各種試験に臨んでいくことになります。
今後ともWindnautsの応援よろしくお願い致します。
2023,02,17 Fri 23:50
お世話になっております。23代全体代表の川人です。
本日、鳥人間コンテスト出場申込書を提出いたしました。これからも鳥人間コンテスト出場、ならびに優勝に向けて機体製作を続けてまいります。
応援のほど、よろしくお願いいたします。
本日、鳥人間コンテスト出場申込書を提出いたしました。これからも鳥人間コンテスト出場、ならびに優勝に向けて機体製作を続けてまいります。
応援のほど、よろしくお願いいたします。
2023,02,10 Fri 23:59
いつもお世話になっております。この度は、今年の機体名が決まったのでご報告させていただきます。
今年の機体名は「聯(レン)」です。聯という文字には、つらなる、つらねる、つづくという意味があります。去年の機体である烽に続いて連覇するという意気込みを込めてこの名前となりました。
今後とも、東北大学Windnautsをよろしくお願いいたします。
今年の機体名は「聯(レン)」です。聯という文字には、つらなる、つらねる、つづくという意味があります。去年の機体である烽に続いて連覇するという意気込みを込めてこの名前となりました。
今後とも、東北大学Windnautsをよろしくお願いいたします。
2023,02,06 Mon 10:41