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引退挨拶
 お世話になっております。2023年度翼班長の森浩輔です。部活を引退してからというものすぐに研究室の方でやることが増えていき、なかなか暇な生活は来ないです。それでも現役時と比べると時間はあるので1年半ぶりに自炊だけはしようと考えています。
 さて、今年の翼班は代替わりの際に掲げていた目標を達成したことに加えて休みを増やすことができたことなどこれ以上ないくらい上手く活動できました。桁焼きから始まる作業に不安を覚えながら代替わりをした1年前がとても懐かしく思えます。様々なトラブルもありましたが,蓋を開けてみれば,早期ロールアウトそして去年以上に充実したTFを行えたこと、翼の破損も特になかったことなど想定以上に上手く事が進んでいきました。昨年度パートリーダーの言葉に”制作精度、方法などの吟味や取捨選択をし、考えて行動してほしい”とありましたが23代翼班はこれに見合った働きができたのではないかと自負しています。また大会を通してやるべきことをやれば自ずと結果はついてくると感じました。
 しかしながら、今年の一番の目的は翼を1から完成まで無事に持っていくこと、ロステクを復活させることにありました。その目的が無事達成することができた今、後輩達には今年と同じ程度のものを作るのではなく、今の制作方法などを改善してさらに上を目指してほしいと願っています。
 最後に、私の少し無茶があった日程についてきてくれた同期2人、そして後輩3人にとても感謝しています。また作業の引継ぎや相談、鳥コン本番など様々な面で支えてくださったOB・OGの皆様本当にありがとうございました。このような充実した部活動生活ができたことは、かけがえのない経験となりました。OBとなった今、先輩方に支えていただいたように後輩をサポートしていこうと思います。

Windnauts23代翼班長 森浩輔


 日頃よりお世話になっております。23代プロペラ班長兼設計を務めました、竹内柚月です。先日の鳥人間コンテストではたくさんのご支援、ご声援本当にありがとうございました。
さて23代のプロペラ班の活動について紹介いたします。今年度は23代2人、24代2人の計4人で活動しました。内容としてはカーボンペラへの挑戦とバルサペラを4本製作しました。近年鳥人間OBチームをはじめ日大NASGや東工大Miesterなど学生チームでもカーボンペラを製作するチームが増えてきています。カーボンペラの利点について簡単に申し上げると表面精度が非常に良いこと、そして空力的な変形のしにくさと圧倒的な軽さです。ペラ班の長年の夢でした。年内の12月いっぱいまでカーボンぺラの試作を繰り返し、その後年明けからバルサペラの製作に移りました。カーボンペラについて、本当は私たちの代で完成させて飛ばすことができればよかったのですが、カーボンペラにより得られる利点は製作精度が命になります。バルサペラと比較してカーボンペラは製作精度の多少の誤差が製品の性能に非常に大きく反映されます。ペラの回転時のたわみ量やエポの含侵量の違い、小さなミスにより得られる利点がどんどん減っていくことになります。最悪の場合ペラが折れるということも全くあり得ます。製作方法や試作を繰り返す中で様々な課題が表れ、今年度このまま下手にカーボンペラを作って精度の悪いもので飛ばすよりある程度の精度が確保されるバルサペラで本番を飛ばすという判断を途中で下す結果となりました。年内のカーボンペラの試作途中からすきま時間を使ってバルサペラの準備を行い、ペラ設計を11月に終わらせ、ペラのねじれを生み出す角度調整台の製作を1回に抑えることでカーボンペラの試作により失われた余裕を生み出すことに成功しました。その後は労働時間をなるべく守り、シフト制にしたりとしてもともとバルサペラ3本の予定だったのですが、時間が余ってしまったので4本目を作ったというながれです。
 結果としては鳥人間コンテストにおいて2年連続のチーム記録更新、そしてなにより学生記録の奪還をすることができ、非常にうれしく思っています。ペラ班としてはカーボンペラをやり残してしまったことに心残りが少しありますが、長年製作法に変化のなかったペラ班において、より精度のでるペラを目指したことに意味はあると思います。カーボンペラの知識ベースを作り、基本的な製作法の確立、課題や解決策など一通りの知識を後輩に残すことができたので来年度もカーボンペラの製作を引き継いでいき、早ければ24代か25代がカーボンペラで飛べるかもしれません。ただカーボンペラにとらわれすぎず、より精度の高い機体、長く遠くまで飛べる機体を目指して来年度以降も私たちのチーム記録をどんどん超えてくれたらいいとおもいます。
 最後になりますが今年度もたくさんのご支援本当にありがとうございました。来年度以降も引き続き活動を見守っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

Windnauts23代プロペラ班長 竹内柚月


 23代コクピ班パートリーダーを務めさせていただきました蓼沼烈です。この度鳥人間コンテスト2023を持ちまして引退する運びとなりました。まずは無事に機体が飛んでくれて引退できましたことをうれしく思います。我々23代コクピ班では20代ぶりに機体を1から作り直すという難しい局面にありましたが、多くのOB・OGの皆様にご助力いただいたことでなんとか琵琶湖で機体を飛ばすことができました。
 さて、今年の目標であった今までのロステクを取り戻し、機体を1から作り上げるという目標に関してはひとまず達成できたと感じています。ミスや反省点は多くあったものの、ひとまず機体を作り上げ、無事に飛ばすことができたという点で達成できたと思っています。しかしながら、23代では先ほど述べた通り、ミスや反省点を多く残す結果となってしまいました。後輩たちには申し訳なく思いますが、乗り越えてさらによい機体を作り上げてほしいなと思います。
 Windnautsに入ったのも東北大らしいものを大学でやりたいという理由でしたが、気づけば最後まで完走することができました。ここでは多くの教訓を学ぶことができたと思っています。多忙な部活であるからこそ何か感じることや得られるものがあったのだと感じています。真剣に機体を作っているからこそ、本気で議論を重ね、ぶつかることもありましたがこれもよい経験であったと思います。同期や後輩たちには感謝しかありません。
 最後に一緒にやってきてくれた同期、ついてきてくれた後輩、様々な場面で支援してくださった先輩方、本当にありがとうございました。

Windnauts23代コクピット班長 蓼沼烈


 こんにちは。23代フェアリング班の班長を務めた寒川です。今年度は、私が班長兼設計を務め,執行代2人,後輩2人の4人で作業を進めました。今また、去年と同様に、TF用と本番用の2つのフェアリングの制作を行いました。本番用フェアリングの完成後に、一部設計変更に伴い、制作し直したパーツはありましたが、無事に本番までにフェアリング制作を終え、学生記録を更新することができました。
 今年度に行った、新たな取り組みといたしまして、東北大学工学部創造工学センターの保有する3次元NC加工機(MDX-500)を用いた、スピナー、コックピット用フィレット及び一部のパーツの制作があります。まだ課題も多く残りますが、制作制度の向上や、制作時間の短縮の直結する試みであったと考えているので、24代のフェアリング班の2人には、NCの利用を続けてみてほしいと考えています。また従来、バルサ材をつなぎ合わせて制作していたフェアリングのフレームに、スチレンボードを用いました。これにより、フレームの軽量化に加え、制作難易度の低下を実現しました。
 最後になりますが、この場をお借りして、我我々を応援してくださった皆様に感謝を伝えさせていただきます。弊部が活動再開して以来、初めてとなる1からの機体制作を無事に成し遂げ、今年度の鳥人間コンテストで、結果を残すことができましたのは、応援していただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。これからも、応援の程、宜しくお願いします。

Windnauts23代フェアリング班長 寒川耀一


 お世話になっております。東北大学人力飛行部Windnauts23代操舵班 吉田航太です。まず、OBの皆様には今年度の機体製作において、多大なるご支援をいただいたことに感謝申し上げます。また、機体を制作した23代の同輩には貴重な経験を共に過ごせたことにうれしさを感じています。さらに、多くの迷惑をかけた24代、25代の後輩にはお詫び申し上げます。
 さて、今年の機体製作について少し書きたいと思います。今年度は19代以来の新規製作でした。操舵班は先輩からの引継ぎが操縦桿以外できていなく、22代の機体を見よう見まねで製作しました。最も困ったところは1年間のスケジュールが全く想像できなかった点です。自分は、代替わりした直後から鳥人間コンテストまでのスケジュールを作り、そこから逆算して製作を行いました。また、RM相貫や桁焼きの疲労も考慮してシフト制で作業を行えたところもよかったと思います。今年は「確実に飛ぶ機体を作る」という目標のもと、大きな構造変更あえてやらず、確実性を重視しました。後輩への引継ぎはまたの機会にしたいと思います。
TFにおいては、ダブルナットを廃止し、ゆるみ止めナットを採用したことで軽量化と時短を実現しました。また、操舵系統でTFが中止になるようなトラブルがなかったことも収穫かなと思います。
 鳥コン本番では、一部ワイヤーを張り替えるトラブルがあったものの、おおむね上手く事が運びました。機体が無事に戻ってくる姿を2回連続で見られたことはとても素晴らしい経験でした。自分が現役であるときに優勝と準優勝、学生記録奪還、チーム記録2年連続更新など様々な経験をさせてもらい、非常に実りある2年半であったと考えています。個人的な話ですが、鳥コン本番に他校の機体を見に行ったときは意外と楽しかったです。
 最後になりますが、重ねてOBの皆様の支援に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

Windnauts23代操舵班長 吉田航太


こんにちは、電装班班長の岡田です。
 まずは今年度の活動に携わり、支えていただいた大学、チームOB、企業様に感謝を申し上げます。
 昨年度の22代が、電装班として多くの改善、挑戦を行った「革新」の年であった一方で、23代はやるべきことをとことん絞り、「洗練」に時間を割いた年であったと思います。結果として今年度は着水する最後の1秒まで電装はデータを取り、記録し続けてくれました。これは21,22代の電装班が残してくれた物あっての成果であり、先代たちの想いをようやく花咲かすことができたという想いです。同時に、かなり難しい課題をも、確実に要求通りこなしてくれた24代の黒木氏には感謝に堪えません。
 最後になりますが、来年からのWindnautsの部員増加に伴ってどんな変化が起こるのか、今後の取り組みに期待しつつ、一層の発展を願っています。

Windnauts23代電装班長 岡田侑弥


 お世話になっております。Windnauts23代駆動班長を務めさせていただきました、唐橋大地です。まず、23、24代の皆様には多大なるご迷惑をおかけしたことを謝罪させていただきます。
 さて、半分懺悔の気持ちで書きます。今年は数年ぶりにほぼ全てのパーツを新調しました。なんとかなるやろの精神でのんびりしていたら、その皺寄せが春休みやTF期間に押し寄せて大変でした。引き継ぎ資料に書いていないロステクが数多くあることに気づいたり、そもそも資料が見つからないものもありました。何度もボツを生成し、設定した納期も大幅に超過してしまいグダグダでした。駆動班の皆だけでなく、ペラ班やコクピ班にも迷惑をかけて本当に申し訳なかったです。
 TFでは、プロペラマウントのネジ穴が削れて使用不能になったり、破壊したりしました。破壊した原因には製作ミスがあり、ネジ穴が削れることに至っては製作誤差が原因だと考えられるため、製作方法の見直しが必要でした。しかし、時間的余裕がなく新しく作ることができなかったため、本番は製作誤差の不安が残るパーツで臨むこととなりました。本番前の回転試験ではプロペラが回らなく、終わったと思いました。原因はキーが抜けていたことなので、深夜の組み立てはこれからはやめた方がいいと思います。最後まで異音が鳴っていましたが、不安だったプロペラマウントが壊れることもなく、42kmも耐えてくれて本当に良かったです。異音問題に関しては、不具合が生じることもなく、パイロットも変わることなく漕ぎ続けており、BHIも同じような異音が鳴っていたのでそこまで気にすることは無いのかと思います。
 執行代としての一年を通して言えることは、内容的にも場所的にも引き継ぎ資料を分かりやすく残すことが非常に重要だということです。私が散々やらかしたおかげで大量の失敗例を確認できたはずなので、24、25代にはもっと効率よく作業していって欲しいです。設計変更とかもしていけると思います。
 最後になりますが、こんな適当な班長について来てくれた駆動班の皆、本当にありがとう。こんなに貴重な時間を過ごさせていただいた23、24代の皆、支援してくれた方々、今まで本当にありがとうございました。これからも東北大学Windnautsをよろしくお願いします。

Windnauts23代駆動班長 唐橋大地


入部してよかった。
みんなありがとう。

Windnauts23代コクピット班 高嶋康成
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引退挨拶
お久しぶりです、元23代広報係の唐橋です!先日の鳥人間コンテストの放送を終え、我々23代は完全に引退となりました。最後に、部員からの引退の挨拶をいただきましたので、是非ご一読ください!

 日頃よりお世話になっております。Windnauts23代全体代表の川人です。この挨拶も最後になると思うと感慨深いものがあります。
 始めに、7月29・30日に行われた鳥人間コンテストの結果ですが、42837.78m飛行し、準優勝でした。優勝こそ逃したものの、2019年に日大に奪われた学生記録を奪い返すことができました。ここまで製作を頑張ってくれた部員たち、トレーニングに励んだパイロット、そして何よりも応援してくださった皆様に大変感謝いたします。本当にありがとうございました。
 さて、ここからは1年前にブログに書いたチームとしての目標、代表個人としての目標について、その自己評価をしていこうと思います。もちろん「自己評価」なので他の部員がどう思うかはわかりません。
 まず、チームの目標ですが、3つ掲げていました。①「鳥コン出場」、②「鳥コン優勝」、③「機体を40km飛ばす」です。
 ①「鳥コン出場」ですが、これは無事達成できました。特にTF期間では大きな事故が起こることもなく、機体を無事にプラットフォームから離陸させるところまで持っていけました。各部員が自分の役割を自覚し、やるべきことをやった結果だと思います。これについては文句なしです。
 ②「鳥コン優勝」ですが、これは残念ながら達成できませんでした。BHIの壁の高さを痛感いたしました。しかしながら、他のチームよりは長く飛び、準優勝という結果は残すことができたので、その点では良かったかなと思います。また、2017年のBHIの記録を超えた歴代3位の記録ということで、学生チームであっても社会人チームと対等に張り合えることを示せたのかなと思います。
 ③「機体を40km飛ばす」ですが、これも達成できました。42kmを超えるフライトでということで、これについても文句なしです。2019年に日大に奪われた学生記録も再び奪い返すことができ、非常に満足です。2時間近くに及ぶフライトをしたパイロットの岩田に大いに感謝します。
 次に、代表個人としての目標「『Windnautsに入って良かった』と思ってもらえるような部活にする」について評価していきます。この目標を達成するために「健全な人間関係の構築」と「快適な製作環境の提供」の2つのアプローチで挑みましたが、自己評価としてはいずれも100点満点中60点です。
 前者については、月例会の対面化や対面新歓、芋煮会などの各種行事の復活により部員同士の交流を増やすことには成功しました。しかしながら、新型コロナの制約が大きく、まだまだ不十分なところもあったので、来年こそはもっと行事を活性化していってほしいと思います。また、私個人の性格というか特性として「口が悪い」というのがあり、それに起因して他の部員と揉めてしまうということが何度かありました。これについては、本当に申し訳なく思います。
 後者については、大体は部員の要望通りに書類やメールを出し、要望を叶えることができたので、その点については良かったと思います。しかしながら、一部他団体や大学当局との調整不足、調整ミスがあり、作業日程を変えてもらったりするなど、部員に余計な負担を強いてしまった部分がありました。来年については、動き出しを早くし、十分な調整を行い、部員が思った通りの日程で作業をできるようにしてもらいたいと思います。
 ところで、私の任期中には、例年の代表業務+αの仕事が多くありました。東北大学基金の設立・運用、メディア取材、交流会運営、外部での講演会です。
 東北大学基金の設立・運用については、第44回大会の結果をテレビ放送前に知っていた東北大学基金・校友事業室の方から学生支援課を通じて打診があり、テレビ放送終了直後から募金が開始できるように様々な事務作業を行っておりました。おかげさまでこれまでに200万円以上のご支援をいただき、これも部の記録向上の一端になっております。本当にありがとうございます。
 メディア取材については、やはり第44回大会での優勝の反響が大きかったなと思います。河北新報さんやネットメディアのライターさん、学生広報さんなど様々な取材を受けてきました。各班の作業内容をある程度頭に入れておく必要があるので、部全体の動きを把握する助けにもなりました。本当に良い経験です。
 交流会運営については、秋期交流会でたまたま自分が運営権を引いてしまい、春期交流会を運営することになってしまいました。自分で引いてしまった以上は自分でやりきろうと思い、他の部員の手助けをもらいつつほとんど自分1人で運営を行いました。部員には迷惑をかける部分が多々ありましたが、それでも無事に開催できたので本当に良かったです。
 外部での講演会については、筑波海軍航空隊記念館の学芸員の方から直々にオファーのお手紙をいただき、実現しました。部の活動を外部の方々に知っていただく良い機会だったと思います。
 これらの活動は、「鳥人間を広める、知ってもらう、盛り上げる」という就任当初にはなかった目標に基づいたものです。その一端を担えたのであれば嬉しいですし、今後も是非ともこういった活動は続けてほしいと思います。
 以上がこの1年間の代表業務の総括になります。駄文ではありましたが、お読みいただきありがとうございました。繰り返しにはなりますが、この1年間応援いただき、本当にありがとうございました。また、これから先の後輩たちの活動への応援も、よろしくお願いいたします。

Windnauts23代全体代表 川人崇央


 お久しぶりです、2023年度の全体設計を担当しました小川です。まずここで一つ謝罪しなければいけないことがありまして、それはTFの実施報告をサボっていたことです。申し訳ありませんでした。軽く報告すると、5/10(1stGTF)、5/13(2ndGTF)、5/17(3rdGTF)、5/19(4thGTF)、5/25(5thGTF)、5/27(1stKTF)、5/31(6thGTF)、6/4(7thGTF)、6/18(2ndKTF)、6/21(8thGTF)、6/25(3rdKTF)、6/27(9thGTF)、7/2(4thKTF)、7/8(5thKTF)もの計14回のTFを行いました。内訳としては、走行試験は累計25回(内3回は24代Pを乗せて)、飛行試験は累計114回(未浮上含む)でした。これほどまでに多くの回数を無理のない頻度で行うことができたのはやはり早期ロールアウトのおかげだと思っています。 GTFでは余裕を持って悪天候を避けることができたので、運用もしやすかったと思います。ただ一方で KTFでは天候に嫌われることが多く、1stKTFでは強風により途中で撤収、雨風で2週連続で延期した後の2ndKTFでも強風に吹かれ1本しか飛ばせず撤収、3rd4thKTFでは風に恵まれ飛行本数を伸ばせたものの連日の雨により滑走路脇には大きな水たまりがある状態、5thKTFは雨予報が早まりこちらも浮上は1本に留まりました。結局完全な環境でのKTFは行えず、KTFでは飛ばせる時に本数を稼ぐ重要性がわかりました。
 TFについてはこのくらいにして、鳥コン本番ですが、急遽土曜最終番機から日曜一番機に変更となり、良いコンディションの中、今年のWindnautsの機体「聯」は非常によく飛んでくれました。ボートマンとして飛行の一部始終を見届けられたのは幸せでした。またパイロットも長時間ペダルを漕いで全力を出し切れる機体を作れたこと、そしてパイロットに怪我なく終わったことは一設計者として誇りに思います。今年1年現役部員、OBの皆さん、応援して頂いた皆様のおかげで、プロジェクト「聯」は無事終了しました。本当にありがとうございました。来年24代の子達は今年の出来事を通して、更に成長したWindnautsの姿をお見せできると思いますので、ぜひ皆さん、これからもWindnautsへの応援よろしくお願いします。

Windnauts23代全体設計 小川和希


 こんにちは、Windnauts 23代パイロットの岩田大地です。日頃より応援ありがとうございます。先日の鳥人間コンテストでは、42837.78mの記録で、目標であった学生記録を更新することができました。嬉しい気持ちも大きいですが、安堵感の方が大きいのが正直な感想です。部員が寝る間も惜しんで製作した美しい機体を長い時間飛ばすことができたことは、本当に嬉しく思っています。
 私は、2年生からの入部でした。1年前、途中入部で力もない私を、パイロットにするしかなかった同期は不安だったと思います。私が制作側であれば不安です笑。しかし、同期は私にそんなことを感じさせませんでした。いつも自分をフォローしてくれる仲間は心強かったですし、その分まで頑張ろうと思えました。
 鳥人間コンテスト本番はそんな部員たちに恩返ししたい気持ちでした。思いが大きい分スタート直前は緊張と興奮でいっぱいでした。しかし、いざ離陸してみると、緊張はなくなり純粋に空を飛んでいることに感動しました。飛ぶことに感動できるのも素晴らしい性能の機体のおかげです。他の大学のパイロットたちもWindnauts の機体に乗ってみたいと思うはずです。そんな余裕があった序盤でしたが、中盤以降はきつい時間が続きました。暑さと筋肉の疲労からやめたいと思う時間帯もありましたが、部員の思いや費やした時間を考えると足は止まりませんでした。着水後にフライト後に部員みんなに抱きしめられたことは最高の思い出です。
 このような結果を残すことができたのも、日頃からご支援、ご協力していただいている皆様のおかげです。ありがとうございます。今度ともWindnauts を応援していただけると幸いです。

Windnauts23代パイロット 岩田大地
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1stKTFについて
お世話になっております。23代広報の唐橋と申します。
5月27日(土)明朝に角田滑空場にて第1回目のテストフライトを行いました。
走行試験1本、飛行試験8本を行い、TF後半では飛行試験中にパイロットのラダー操作が見れ、部員が盛り上がった場面もありました。
今回は初のKTFでしたが、天候にも恵まれ、大きな問題もなく終えることができました。
この調子でこれからのTFも無事にこなしていけるように努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

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GTFについて
お久しぶりです。23代設計の小川です。本日はTF実施の報告です。
今年はGW中の5/3~4に尾翼調整、5/5に重心測定を行い、ロールアウトしました。本当は5/7からTFを始めたかったのですが、連日の雨の影響で、1stGTFは5/10(水)となりました。(OBさんの証言によるとあの2008年よりTF開始が早いだとか...。今年の班員は本当によく頑張って制作してくれたと思います。)1stGTFの内容としては、走行試験3本と重心調整を目的とした飛行試験2本を行い、飛行試験では1本目から浮揚を確認できました。例年比でも浮きやすい機体をコンセプトに設計しましたが、まさかここまですぐ浮くとは思ってませんでした...。5/13(土)には2ndGTFを行い、走行試験3本と飛行試験8本を実施しました。土曜日なので、グラウンド撤収を遅くでき、多少横風が吹いている条件下でしたが、たくさん飛行試験ができて良かったです。内容としては、飛行試験の1~5本目で重心調整を行い、5本目で重心が合ったので、6本目からはELE浮上を開始しました。(といっても7,8本目はコンパネから逸れたので飛行していないです。)3rdGTFでは、錘の量を減らして重心調整を終わらせ、本格的にELE制御に取り掛かる予定です。TF映像は歴代のものも含めて順次YouTube(https://www.youtube.com/@windnauts)にアップロードしているので、実際の映像はそちらの方でぜひ御覧ください。では、また次の更新で。

東北大学Windnauts23代 全体設計 小川和希
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荷重試験についてのご報告
荷重試験実施しました

 お久しぶりです。23代設計の小川です。今回は荷重試験実施のお知らせです。今年の荷重試験は、3/13〜14に川内体育館で行いました。2日開催なのは20代ぶりにベルト試験を行ったためです。1日目に待機時時1.0Gとベルト飛行時1.0G、1.5G試験を行い、2日目にワイヤー飛行時1.0G、1.5G試験を行いました。結果としましては、どの部品も破損することなく予定通り実施することができました。


待機時1.0Gの様子(おもり掛けた写真がなかった...)。初期上反角が付いてることがわかりますね。


ワイヤー飛行時1.5Gの様子。右翼全体が見えていますが、かなりたわんでいることがわかりますね。


 ただ一点、錘を掛けてたわみを測定すると、構造設計の予想よりも大きくなっていました。これについてはコクピ側フライングワイヤー取り付け部と主翼取り付け部の距離を測定してみると構造設計時の値より短くなっていて、その分ワイヤーに張力がかからず、桁がよりたわんだと考えられます。Windnautsの機体はワイヤー張力と翼桁の破壊ひずみに余裕を持たせることで、ワイヤーの長さを変えて、翼のたわみ(上反角)を調整することができます。具体的に今年の場合はワイヤー張力を150〜160kgf(例年は140〜160kgfであることが殆ど)の幅を持たせることで、150kgfでは主桁の安全率が2、160kgfではワイヤーの安全率が2となり、この範囲であれば翼構造全体として安全率2を満たしていることになります。試験後に構造設計シートの値を修正してみたところ、約158kgfでのたわみが試験時のたわみとほぼ一致しました。とりあえずは150〜160kgfの間に収まっていてよかったですが、やはりワイヤーが長くワイヤー張力が予想より小さくなったために、たわみが大きくなったと結論づけてよさそうです。今後はこのようなことがないように後輩指導にも注力したいですね。
 最後に、この荷重試験の成功は、精度良く制作してくれた現役部員、試験に駆けつけていただいたOBさん方のご協力があってこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
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