[ 試験飛行〜搬送 ]

7月に入りようやく試験飛行ができる状態まで完成しました。鳥コンのプラットホームからの滑空時に、どれだけ助走で速度を出せるかが大変重要なポイントになるので、私たちのチームでは、滑空機であろうと試験飛行&助走の練習を行っています。

この年の主翼と胴体の接合部は、完全に接着剤とカーボンクロスで固めてしまったため主翼と胴体は分離できませんでした。当時は、カーボンクロスにエポキシ樹脂を含浸させる技術力が低かったために非常に見た目が汚い出来となってしまいました。さらに重量もかなりのものとなってしまいました。

試験飛行は以下のような要領で行っています…

彼らは遠くの方から、未知の物体を引っ張ってやって来た。

何か滑空機のようなものを飛ばそうとしているようであったが、それはなかなか飛ぶ気配がなかった。

それでも彼らは一生懸命飛ばそうとがんばっていた。

なんかちょっと飛んだような気がした。

そして彼らは去っていった…

 

そんな試験飛行での風景…

試験飛行の記念写真。

97年WINDNAUTSのメンバーです。

 

そして、7月23日に仙台市にある東北大学の川内キャンパスから機体は搬出され琵琶湖に向かいました。

 

トラックに「97政宗」を積み込み終わったところです。トラックの荷台のスペースいっぱいを使って積み込んでいます。なんせ、みんなが数ヶ月かかって作った機体です。搬送で壊れないように最新の注意を払います。
どうでもいいんですが、ガルウィングのトラックってかっこいいですね!なんか合体ロボみたいです。

 

みんなでトラックを見送ります。

 

4〜5月 〉〈 6〜7月〈 試験飛行〜搬送 〉7月26日 第21回鳥人間コンテスト

HOME

 

最終更新日 :1999年3月29日

作成者: 青木 太助